テラスマイル株式会社




メンバー紹介
専門技術員(土壌)/プロジェクトマネージャー
神原 哲士
1983年大阪府生まれ。スポーツ医学を学ぶため、大学からアメリカへ留学。卒業後、海外での医療ボランティア経験を通じて、食と農の重要性を感じ、農業を志す。
2012年に京都で独立就農。有機的なアプローチによる栽培で、京都の伝統野菜をはじめ多品目の野菜を生産。その後、農業における土づくりを科学的に理解、研究するため、帯広畜産大学大学院に進学。2019年、同大学大学院にて修士号(農学)を取得。研究テーマは、「作物の収量・品質向上に関わる、土壌特性に合わせた土壌改良と施肥技術」。同年より、テラスマイルが関わるスマート農業実証事業や営農支援事業に携わる。
宮崎に移住して以来、本県の誇る農産物の質の高さ、それを支える生産者の真摯かつ貪欲な姿勢には感銘を受けてきました。一方で、農業生産現場での課題も少しずつ見えてきました。このような問題が改善出来れば、宮崎ひいては日本における農業の生産性や経済性はさらに伸びる可能性があります。
最新技術を駆使したスマート農業が注目される中、“スマート”が指すものによっては、むしろ社会が農の本質を見失いつつあるような違和感を覚えたことはありませんか?農業という行為が自然破壊行為にもなりうると認識したうえで、当事者である“人”が、「環境に対して責任を持ち、人間社会と自然との持続可能な調和を、多様な視点から模索すること」がスマート農業の本質である、と私は考えます。
私の専門は土壌学です。農業のポテンシャルを持続的かつ最大限に引き出す鍵の一つは、土壌だと考えます。土壌学をはじめ科学的見地に立ち、
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営農に関わる情報を正しく捉え、現場の生産者や消費者に正しく情報を伝えること
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食のみならず生活の基盤である土の可能性を探求すること、
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これらの楽しみを少しでも多くの人と共有すること
をテーマに、「すべての営農者を豊かにし、国家を守ることを創造する」の実現を目指したいと考えています。その向かう先に、私の夢の一つである、農や土の本質を正しく理解した社会的な土(土壌)づくり、それを実践し未来に伝え遺す風土があると信じています。